一〇会 包括的歯科診療コースについて

一〇会 包括的歯科診療コースは、歯科医のさらなる知識と技術の向上を目指した歯科臨床のコースです。

山口歯科臨床研究座談会「一〇会」では、卒後の臨床研修セミナーを開催しています。
この「一〇会 包括的歯科診療コース」は、講義と実習を通じて、包括的歯科診療の実践を目指すためのセミナーです。

診査診断に始まる基礎資料の採取、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯周治療のシステムづくりと歯周外科の基礎、シャープニング、SRP、PMTC、咬合診査、咬合再構成のための基礎的理論と実際、包括診療に関わる歯牙移動、エンド処置など、 多くの基礎的知識と技術の習得を目指しています。

■本コースの概要

歯周疾患・欠損歯列・咬合崩壊・審美障害など多様な病態を表す患者さんを前にして、どのように診断し、どこから手 をつけたらいいのでしょうか?
本コースでは

  1. 一歯 – 顎顔面骨格に至るまで総合的に診断力を身につける
  2. 基本に忠実な手技を学び医原性疾患を作らない
  3. システム化された歯周治療に基づいたチームプレーの実践

を3つの柱として、包括的な視点から歯科臨床を捉えなおします。 診療のベースとなる歯周治療の要点と手技を整理し、力の問題にアプローチする為の咬合診断及び咬合再構成の手技を 提示します。危うい時代の潮流に流されず、地に足の着いた歯科臨床を学ぶことが ステップアップの必須条件です。自 分の臨床を見つめなおし包括的な歯科診療を実践する為のコースです。

■包括的歯科治療ー包括的な対応とは

歯科治療の対象である顎口腔系疾患を、顎顔面から歯列・咬合及び 歯牙・歯周に至るまで包括的に診断し、顎口腔系全 体を視野に入れた歯科治療を実践すること。